白のアリア

「うん!
はじめまして、夢片鱗さん!


ぼく、ちぃ!
本当は千尋っていうんだけど
紫花が付け替えてくれたんだよーっ!」



かわいいでしょ?



にこっと満面の笑みでそういった。




私が混乱していると隣の男の子が
ぺこっと一礼した。




「はじめまして、紫花といいます。


ちぃと双子の弟で…
よろしくお願いしますね、夢片鱗」



琥珀色の瞳が小さく輝いた。



…なんだろう。




「…あなたたちは…
私を、どうするつもりなの?」




「ぼくむずかしい話きらいー!」



ぎゅうっと紫花に抱きつきながら
そういったちぃ。





紫花は嬉しそうにそれを受け止め
代わりに言った。





「私たちは雇われたのです。
あなたを調べるようにと。


そして、あなたを守護者の元へ
引き渡さぬようにと」




え…!?




「だ、誰に!?
誰に雇われたの…!?」