動物園でファーストキスなんて笑っちゃうかもしれない…
だけど笑えちゃっても私には大事な思い出になる…
「チューしちゃっていいっすか?」
真剣な目つきにその言葉使いが可愛くて…抱きしめたくなっちゃうよ…
私は小さく頷いて、ゆっくり目を閉じた。
ゆっくりと唇にキスをされて…圭吾の少し薄くて形の良い唇が…私の唇に重なって…ひとつになった…
夏なのに…あったかいと思えたのは心があったかいと感じたからかな?…
ゆっくりと唇を離して圭吾が一言。
「ご馳走様です…」
その一言で恥ずかしいさと緊張が飛んで…クスッと2人で笑い合った。
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