「俺は雪乃ちんが好きです」




え!?




「俺は背が小さくて…それで笑顔が可愛くてそれで…友達思いの雪乃ちん……て、いうか…」


帰宅ラッシュの真っ只中。



サラリーマンのおじさんやOLのお姉さんにパート返りのおばさん。



それに同じ高校の生徒が少しだけ…



バス停にいる人、全員が私たち2人だけに視線を集める。



私は一瞬だけ何が起きてるのかわからなくなり頭が真っ白になった。



「――――――砂原圭吾は―山下雪乃が好きです――――――――――――――――――――――――――――俺と―付き合ってください――――――――――――――――――――――――――――――――」








夏の涼しい風吹いた。






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