夕方なのに…セミは強く強く鳴く。 まるで、俺に声援送ってくれてるようだった。 額に汗が出てきた。 「雪乃ちんっ!!!!!」 一瞬雪乃と呼びそうになったのをぐっとこらえてあだなで呼ぶ俺。 そんな俺を見てハテナ顔している雪乃はまた可愛くて、たまらない。 はやく独り占めしたいと思う気持ちがさりに大きくなり俺の心臓の鼓動を速く速くなってきて… ついに告白。 一瞬振られた気がしたのに、雪乃は俺に微笑んだ。 『はい、喜んで』 と、言ってくれた。 -