えっ…違ったの?




「俺は彼女なんて作ってないよ!俺は…雪乃一筋だし……彼氏いるんじゃないのか?少し前、学校まで車で送ってくれたやつ…彼氏なんじゃ…」




もしかしてそれって…




ううん………絶対…




「お兄ちゃん!圭吾が見た人、絶対私のお兄ちゃんだよ…圭吾に私がさようならした日の………次の日…だよね……」



「お兄ちゃんだったのかよ…俺、3ヶ月の間…雪乃をどう奪い取るか考えてたんだぞ…」



「えっ……じゃあ…俺が守りたい女がいるって言って告白を断ってたのって…」



「守りたい女はお前だよ…雪乃…」



圭吾はそう言った瞬間に私をギュッと…ギュッと抱きしめた…









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