教室に帰ってきた私を菜々子が不安そうな顔で声を掛けてくれた…
「雪乃、大丈夫だった?」
「うん!!大丈夫だったよ…ちゃんと仲直りできたから…私が圭吾の優しさに甘えただけなんだけど…」
そう言って答えた私を菜々子ギュッと抱き締めてくれる…
「いいんだよ雪乃は甘えて…だって雪乃は砂原の彼女だもん…」
そう言ってくれた菜々子の言葉はホントに私を心強くしてくれた。
「だけど…甘えた分……砂原を支えてあげないとね?」
「そうだよね…ちゃんと支えてあげないとダメだよね…」
恋愛の先輩…菜々子の言葉はしっかりと私の心に響き渡った…
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