チャイムが鳴る…5限始まる予鈴だ……… 「雪乃……屋上…行こっか…」 私は無言で頷いて…圭吾に手を引かれて屋上への階段を上った。 屋上に上がり地べたに座る。 「雪乃が泣いてるの…見るの………2回目だな……」 圭吾はそう言って優しく涙を拭いてくれた。 「なんで彼女失格なんて思ったの?…全部思ったこと話して…」 そう言ってくれた圭吾は『ちょっと寒いよな』と言ってブレザーを優しく肩に掛けてくれた… 心と体が一気に暖まる… 私が理由を話す間…圭吾はずっと私の頭をなでてくれた… -