しばらくして

学年がひとつ上がって

僕たちは別々のクラスになった。







僕たちの待ち合わせはいつも下駄箱。



しっかり者の君は

いつも僕より先に待っていてくれて。





「遅いよ!」



「わりーわりー」







そんな他愛ない会話すら

愛しくてたまらなかったんだ。







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