キミがいるから出来るコト

「さき――――ッ!!!!」

遼の叫ぶ声だった。

あたしは、立ち止まって振り返った。

遼が、必死に走ってくる。

だけど、あたしに向かってじゃない。

じゃぁ、誰に向かってかって言うと

さっきから、
あたしの後をつけて来ていたヤツに
向かってだった。


そいつは、全身真っ黒の服を着て
パーカーのフードを
かぶっている男だった。




そして、手にはナイフを握っていた。

街灯の光が反射してる。