ようやく刃を納めてくれた六郎面さんに対し、私は改めて説明する。
「彼は…一七夜月小次郎…零番隊の新入隊士で…現在は私と共に任務行動中です」
「けっ」
腕組みをし、不機嫌に横を向く六郎面さん。
…この人は誰に対してもこんな態度だ。
新撰組零番隊の中でも浮いた存在。
零番隊の隊士達が、群れをなし、互いに連携をとって獲物を狩る群狼だとすれば、六郎面さんは如何なる巨大な獲物をも単独で襲撃し、その喉笛に牙を突き立てる孤狼。
何者をも寄せ付けない雰囲気を常に醸し出している。
「彼は…一七夜月小次郎…零番隊の新入隊士で…現在は私と共に任務行動中です」
「けっ」
腕組みをし、不機嫌に横を向く六郎面さん。
…この人は誰に対してもこんな態度だ。
新撰組零番隊の中でも浮いた存在。
零番隊の隊士達が、群れをなし、互いに連携をとって獲物を狩る群狼だとすれば、六郎面さんは如何なる巨大な獲物をも単独で襲撃し、その喉笛に牙を突き立てる孤狼。
何者をも寄せ付けない雰囲気を常に醸し出している。


