「なぁ、」 『早く行ったらいいじゃん』 さっさとベンチに座って、さっさとクレープ食べればいいでしょー!? ムカムカしながら、心の中でそう叫んで歩いていると…、 「……ごめ、ん」 『え、』 ………なに。 なんて言った今!? 驚いたあたしは思わず勢い良く振り返って目を見開く。 「…~~っ、だから!!…ごめんって言ってんだろ!!」 そう叫んだ叶は頬を膨らませ、プイッとそっぽを向いてしまった。 …あ、謝った!! あの、自己中で自分勝手で…わがままで俺様な叶が… あたしに謝った…!!