眠り姫は・・・男の子!?



『希美、なんで?』

「なにが?」


コンビニから家に戻ってきて、お菓子を食べながらのんびりしているあたしを含め、4人。


そう、4人。


『千秋君はいいけど、叶はお家に入れたくなかった!!』

「ひーでー」


ハニーブラウンの髪を揺らして笑う叶はごろんとベッドに寝転がった。


「あー、寝みぃ…」

『ちょっと!!それあたしのベッド!!』


そんなあたしの言葉を聞かないで、布団にもぐった叶は目をつぶった。


『ちょっとー!!』


叶の肩をガクガク揺らして叫べば、綺麗に整った眉がぴくっと動いた。


「うぜぇ…」


じゃあ起きなさいよ!!