「確かに。喋らなければ完璧に女の子なのに、結構男っぽいよね」


楽しそうに机に肘をつけ、目を細めて話す希美。


『今日は本当についてない日…。お気に入りのスペシャル可愛いリボン付けて来たのにー…』

「……でも、千秋君に会えたんでしょ?良かったじゃん」


リボンの話はシカトして千秋の話を持ち出してきた希美に、莉愛は目を見開いて可愛くニコッと微笑んだ。


『そうなのー♪ますますかっこよくなってたよ!!』

「そりゃあね、千秋君だし。今度一緒に千秋君に会いに行こっか!!」

『うんっ♪』


扱い方になれている希美は、完璧に機嫌が良くなった莉愛に満足そうに微笑んだ。