PINK*KISS


「えっ!これ、でも」

私が紙を握って言うと

「お願い!渡してね!」

みんな一斉に言うと
また席に固まって
戻ってしまった

「愛美さ〜押し弱すぎ」

私の変わりに席に凌が
座っていた。

「だ、だって」

私は凌の席に座った。

「本当よ、それぐらい断りなさいよ」

と綾ちゃんが言った。
そんなことを言われても…

私は毎時間、休みのたんびに増えていく女の子達のアドレスを眺めていた。