わたしたちは
またタクシーに乗り
新しい家に向かった。
「愛美ちゃんの部屋は2階の周平のとなりの部屋だから、周平に教えてもらってね」
「はい!ありがとうございます」
新しい家はすっごく
大きくて綺麗な
2階建てのお家だった
表札には大きく南と書いてあってよこに4人の名前が書いてあって、家族になったんだなと実感が湧いた
家に入って靴を脱いで
とりあえず2階の部屋に
向かっていった。
「周平…くん!」
「なに?」
振り返る、周平くんの
姿はすっごく綺麗だった
「え、えっと部屋どこかな?」
「ここ」
と指をさした。
開けるともう家具類が全部あった。
「周平くん、ありがとう!」
「くん付けしなくていいよ、俺は愛美って呼ぶから」
と言って部屋に入ってしまった。
「あ〜み!お風呂入っちゃって!」
ママの声が聞こえて
一階にあるお風呂に入った。
脱衣場でワンピースを
脱いで化粧を軽く落とした。
ガチャと音がして
脱衣場の扉が開いた
「き、きゃ…もご」
周平くん…じゃなくて
周平が入ってきて
口を抑えられた
「黙れ、別にお前の裸に興味ねぇーし」
「へ?」
「本屋で落ちてきたとき、充分重かったし」
と言うと脱衣場の近くの洗面台で手を洗った。
「あ、そうだ。もう少し痩せたほうがいいね」
と言って出ていった。
