部屋には何故か
新しい家具類があった
「愛美!これ着なさい、終わったら髪型やるからまたリビングきて」
ママに渡されたのは
ピンクの胸元のあいた
可愛いようなセクシーな
ワンピースだった。
私は部屋に行くと
自分のじゃない新しい
ベッドがあって、
そのちかくで着替えた。
制服はカバンの中にいれておいた。
「ママ、着替えたよ」
「やっぱり綺麗ね、じゃあそこ座ってね」
新しい白いイスに座った。
ママに髪の毛を結わいてもらうのなんて小学校ぶりかも
「愛美、いきなりでごめんなさいね。言い出しにくかったの。だけどね、ママあの人とだったらまた人生をやり直せるって思ったの」
「ママ〜・・・」
「愛美が寂しいと思ったから、この家は残しておくわ。新しい家具は、愛美がやっぱりこの家がいいと思った時にないと困るからね」
と少し照れながら
微笑んだ。
「ママ!ありがとう〜」
「いいのよ、じゃあ化粧するから靴はいて待ってて」
私は下駄箱に行くと
綺麗なピンク色の
ハイヒールの靴が
あって、足を入れると
ぴったりだった。
カバンの中には
昨日のPINKの本を入れた。
「じゃあ、愛美。行きましょ」
ママとエレベーターで
降りてエントランスで
タクシーに乗り込んだ
