「あんた、調子のんなよ!!」
と昨日の女の人が
手を振りかざした。
殴らなれる!
わたしは目をつぶった。
「あんたら、何してんの?」
わたしは目を開けると昨日の本屋で会った人がいた。
「別にこ、この子が!!」
「なんでもいいけど、ここ邪魔だから」
「あんた、覚えてなさいよ」
女の人たちは階段を
登っていった。
「ありがとうございます!」
「別に。」
と言うと下駄箱の方に行ってしまった。
昨日も今日も助けてもらっちゃったな…
「愛美〜遅れてごめん!委員会でちょっと呼ばれちゃって」
「大丈夫だよ!じゃあ、帰ろう!」
「なんか、朝より元気だね?」
「そうかな?」
わたしと理一君は
いつもみたいに
マンションに帰った。
