「お〜い、着いたぞ!」

という理一君の声で
私はとりあえず
目覚めた。

「もう、学校?」

「ああ、今日も迎えに行くから終わったらメールしてよ」

とタクシーを降りながら
理一君が言った。

「うん、ありがとう!」

私と理一君は
玄関で別れて
教室に向かった

教室に行くと綾ちゃんが私の席に座っていて、私が教室に入って来たのを見つけると、走ってきた。

「愛美!おはよ、遅刻するならメールちょうだいよ!」

「ごめんね?」

「別にいいけど、お昼休みにじっくり遅れた理由聞くわ」

と何かを感じとったのか
綾ちゃんはそう言うと
席に座った。

なので、とりあえず
私も席に座った。