リュックも、あとで馬車に乗せればいい。そう思ったリーグの体は身軽だった。 「早い、早い。これならすぐに村に着くぞ。」 無意識に、駆け足になっていた。 景色は流れる。 リーグは待つ者のいない村へと急いだ。