ドキドキ逆ハーレム?! ~その後の二人~

『そぅ。ほら、見ててごらん?』


奏汰さんに言われ、あたしと玲於那は外からその風景を見つめる。


一人だけ、ずば抜けてうまい人がいた。


その人を見て、周りのギャラリーはキャーキャーと黄色い声をだしている。


『もうすぐ防具はずすよ。』


「え?」


サラッと栗色の綺麗な髪が見え、


そこにいたのは。



「彗!!」


『え!?なんで知ってるの!?』


奏汰さんは驚いていたけど、玲於那は剣道に興味津々のようで、ずっと見つめていた。