先生あのね①


「一人で行けるから、お前等ゎ練習に戻れ」

「でも監督…」

「心配するな、俺ゎ大丈夫だ」

「海砂ちゃん、監督の傍にいてね」

「うん」



「先生、ここの長椅子に横になってください」

「大丈夫だよ」

「いいから!!!!」

「はい…」

熱計った方がいいよね

「先生、熱計りますね」
「あぁ…」

ピピッ

38.6℃か…

「お前もうグランド戻っていいぞ」

「…戻れるわけないじゃん」

「は??」

「戻れるわけないじゃん!!!!!先生私の前でまで無理しないでください!!!!」

「海砂…」

体が勝手に先生を抱きしめていた