きっと梓は、 わたしたちが付き合っていると思っていることだろう。 違う。 違うのよ、梓。 わたしが好きなのは貴方だから、 誤解しないで。 と、 目で訴えた。 けれど鳳くんの瞳に吸い込まれて、 キスを許しかけた自分。 誤解されても仕方ない。 泣きたくなった。