「すみません!私の娘が…… 大丈夫でしたか?」 さっきのお父さんらしき人が慌てて駆け寄ってきた。 俺は少し痛む腰を持ち上げながらゆっくりと立った。 「大丈夫です」 こんな優しそうなお父さん、あんまりいないよな。 俺はそんなことを考えていた。 すると突然、女の子が俺を見上げて言った。 「ねぇお兄ちゃん、これあげる!」 「え?」