車が走るにつれて私の心臓はバクバクしてる・・。 そんな私の右手をアラ君が握ってくれた。 アラ君の手は私の手より遥かに大きかった・・。 安心させてくれてるみたいで嬉しかった。 「つばさの居場所は俺ん所だから」 前を見て運転しながらアラ君は呟いた。 私はバレないように涙を流した・・。