………


それから、あたしはよく准と接するようになった。



今までは呉羽のこともあって、何となく避けていたから。




一緒に喋る時、話しかけてくれた時。





この気持ちは、あの瞬間と同じ。




恋する気持ち。







幸せな気持ち。








「准のこと、好きっ♪」




「えっ、えぇ!?マジで!?」



「えっ、気づいてなかったの?」



「うん、全く」



「あんなに分かりやすかったのにーっ!?」



「……やっべぇ、めっちゃ嬉しいんですけど」



「あたしだって、こんなに嬉しいよっ?」



キミからはあの人と同じ香りがした。