学校終わり、一旦家に帰る桃子。

急いで着替え何時もの
約束の場所へ向かう桃子。



二人は何時もの遊園地へ行く予定。



駅に着いて時間を確認。

今日は充分余裕がある。


桃子は普通電車に乗った。


だが今日は席が空いていない
仕方なくドア付近で立っていた。


次の駅間近になって
桃子の肩を叩く人が!


桃子は恐る恐る振り返った。


???


そこには男性の大きく厚い胸板が

かなり大きい男の様である。


見上げる桃子。


何となく見覚えのある顔!?


「やぁ、この間は大丈夫だった?」



“彼“だった。


『あっ、こっこっこっ』


ニワトリになった桃子。


「大丈夫?」


『ごめんなさい!この間は、
あっありがとうございました。』


深々と頭を下げた。
約30秒経過
なかなか頭を上げない桃子
桃子の顔は真っ赤だった。



「いいよいいよ、それより頭上げて
悪者に見えるよっ」



桃子は頭を下げたまま


『ごめんなさい!』


「だからっ 頭上げてって」


“彼“は桃子の肩に手をやり
そう言った。