次の日も憂鬱だった。 菜月は何もなかったように接してくれてそれが逆に嬉しかった。 そしてその日は部活の仮入部の2回目があった。 今日は陸上部の見学だ。 グランドへ向かおうと有希華と一緒に歩いていると、 1年の男子の大軍が前から歩いてきた。 正直横に広がっててじゃまくさかった。