白衣の悪魔のキスの味

「ばかぁ…」



「………」



「先生の…ばかぁ…」



そして、込み上げてくる涙を堪え、



黙り込んだままの先生の胸をポカポカ叩きながら、



「ばかぁ…」



何度も何度も、



小さく呟いた…



その時、



「オイ。…誰が“バカ”だって?」



「えっ……」



突然、あたしの左手首を掴み、



口から飛び出た棒を引っこ抜いた先生は…



「黙って聞いてりゃ、人のこと“バカバカ”言いやがって…」



「あっ…」



「“バカ”はテメェだろ?」



「っ!!」



ドキッ!!



奪い取ったアメをペロリとひと舐めすると、



「期待?すりゃいいじゃねぇか。…って言っても、今すぐ出来るのは“ここまで”だけど…な。」



「あっ…」



不敵な笑みを浮かべながら、それをあたしの唇にポンッとあててきた。