財布を手に家を出た。

玄関先で待つ車が、母を待っている。

マネージャーなのか、新しい男なのかは、どうでも良かった。

ただ、かなり若い男だっただけ。

俺を追って、家から出て来る気配もない。

直ぐに帰るのだろうから、少し時間潰しをしに近くのコンビニへ向かった。