──土曜日──



「なんで……」


一ノ瀬君がわなわなと肩を震わせていた


「なんでこいつがいるんだ!!!!!」


「ご…ごめんなさい……」


私はしゅんとうつむいた


「おい!詩音を怒るなよなっ!!!」


愁君が私の肩をだいた


「愁君………」


「っ…!!てめぇ!!女の肩を離せっ!!しかもなに呼び捨てにしてんだ!!!!!」


一ノ瀬君が怒鳴った