初想〜はつこい〜



「あ゛……」


「やはり…あいつか…茶会の後からずっとこれだ。」


「えっ!?そうだったの?」

「気付いてないのか…」


あきれたように私を見た


(そうだったんだ……)


「心配かけてごめんね…。もう大丈夫だから」


にっこり笑って澪ちゃんに言った


「………わかった。なにも聞かない。」


(澪ちゃん…………)


私は澪ちゃんと別れ重い足どりで学校に向かった