初想〜はつこい〜



──バタンッ!!!!──



扉が勢いよく開いた



「一ノ瀬君…?翔君…希空君…東城君まで…!!!!!」




「詩音の事返してもらうぜ」

(よ…呼び捨て!?!?!?)


晴が壱夜に言った


「……大丈夫か?」

東城君が心配して声をかけてくれた


「うん…大丈夫だよ…」



「詩音さん!!あの話の返事聞かせてもらえますか?」


「はい………」



「詩音?」

「詩音ちゃん…」

「詩音ちゃん?」

「…………」

4人が一斉に私を見た


「私……私は…この話お断りします!!!!!!!!」



「ほぅ…本当にいいんですか??」



「はいっ!!!友達を売ってまでお金欲しくありませんから!!!!!!」



「そうですか……残念です。ですが気が変わったらすぐに来ていただいて結構ですよ。」


藍堂は笑っていた