初想〜はつこい〜



私がおろおろしているといきなり肩をつかまれた



「ふぇっ!?!?!?」


「俺だよ…大丈夫?詩音ちゃん…」


(翔君だったのか…びっくりしたぁ…)


「ケガはないみたいだね…こっちは危ないから移動しよう」


翔君が笑顔で答えてくれて私はホッとした



「で…でも…一ノ瀬君が…」



「あぁ…晴なら大丈夫あいつ以外に強いからさ」



(本当に大丈夫かな…あんなにたくさんいるのに…)



私は不安でしょうがなかった