初想〜はつこい〜



「キャッ!!一ノ瀬……」


「俺だって!!
俺だって…ずっとずっと忘れたときはなかった!!!

たった1回の出会いでも……

お前を初めて見た日は運命だとも思った……

だけど俺は……」




「うん………。」

私は泣きながら喋る一ノ瀬君の頭を撫でた



「何度も諦めようとした。だけどお前は見るたびに綺麗になって……」


「うっそだぁ!!!!」


私は呑気につっこんでしまった


「嘘じゃねぇ!!
お前が他の男と喋ってるの見てると胸が苦しくなって……」


「一…ノ瀬……君…」