「……じゃない……」 何か東城君が言った 「えっ……??」 私は聞きとれずもう一度聞いた 「東城君じゃない……。敬浩だ。……詩音。」 ポツリと東城君が言った 「えっ!!あ…うん…敬…浩だね…」 (な…なにこれ…すごい心臓が爆発しそう…お化けどころじゃないよ……っ!!!) 私達は手を繋ぎながら出口まで無言で歩いた