僕のカノジョ取扱説明書~草食系男子の憂鬱~

大地はキッと反対に座っている僕を睨んで、





「おい、雄一郎ッ!!お前代われよッ!!ずりぃぞ、そんな可愛い子隣なんてッ!!」





「そ、そんな……」






僕がオロオロしていると、また美里が大地に言い返す。





「ちょっと、私は可愛くないッてこと!?」





「その喧嘩っ早い性格のどこが可愛いんだよッ!!」






ギャーギャーと言い合う大地と美里の喧嘩は、なかなか終わらず、僕はオロオロするばかりだった。





そのとき、仕方ねぇな、と悠馬くんが立ち上がり、二人の間に入った。