僕のカノジョ取扱説明書~草食系男子の憂鬱~

「……おい、これ間違いか……?」






「間違いではないと思うけど……」







「なんでだよッ!!??せっかくの二時間、コイツと隣なんてッ!!」






大地はたまらず立ち上がり、隣に座る美里を指差す。



美里も負けずに立ち上がって、大地の胸ぐらを掴んだ。





「コッチの台詞よッ!!私だって蘭女なんだから、いいでしょ?何の文句があるわけッ?」





「蘭女の女の子が、胸ぐら掴むわけねーだろッ!!合コンは出会いを求める場所なのに、お前隣になってどーすんだよッ!!」