僕のカノジョ取扱説明書~草食系男子の憂鬱~

そのとき、美里という女の子と目が合った。さっきのやり取りのせいか、身体がビクッとした。






「大地の友達?」






「ははははじめましてッ!!本村雄一郎ですッ!!」






急に立ち上がったせいで、机に膝をうつ。





「おい、美里、雄一郎怯えさすなよー」






「や、ち、ち、違うよッ!!怯えてるとか、そ、そんなんじゃッ!!」






「しょっぱなから傷つくわねえー…、あッ!!」






美里は身体を半分ドアの外に出して、残りの二人に手招きをした。