僕のカノジョ取扱説明書~草食系男子の憂鬱~

「す、凄いねッ!!大地ッ!!」





「だろ!?まあ、俺にかかればこんなもんだけどなッ!!…それにしても、蘭女!!やべぇよなあ〜、あんな子たちと付き合えたらなぁ〜」







大地は口元を緩めながら、椅子の上に立ち上がり、自分を抱きしめて唸っていた。






刻一刻と女の子たちが来る時間が迫っていた。






さっきまでガチガチだった僕も、だいぶマシになっていた。




でも、大地は隣で、微笑むのがどーとか、見つめるのがどーとか、やたらとアドバイスをくれたが、どれも僕が実行できるような、初心者向けのものではなかった。







そのときだった。









ゆっくりとドアが開き、女の子たちの声が聞こえてきたのは……。