僕のカノジョ取扱説明書~草食系男子の憂鬱~

「だ、大地ぃ〜」






抱きつこうとした僕をスッとかわしたせいで、僕は思いきり壁に頭をうった。そんなことも気にしないまま、大地は携帯をイジり、僕の前にかざした。







「な、なに…??」






そこには三人の女の子が写っていた。女の子のプリクラなんて見たことない僕は、実に物珍しそうな目で見ていただろう。





「今日来るの、この子たち。俺、めっちゃ気合いいれてさ、中学のころの女友達に頼んで、蘭純女子の子との合コン、セッティングできたんだよ!!」






蘭純女子……。お嬢様学校の名門…。みんな車で通学してるせいか、あんまり見ることもないような人たちだった。