「そんなもんだって!!俺が言うから間違いないッ!!」







「うーん……」







「第一、お前だってカノジョくらい欲しいだろ??」






「ん…、そりゃあ……」







僕も高三。最後の夏休みくらいカノジョがいる、あっつい夏を過ごしてみたい気持ちもあった。






「だったら頑張れッ!!ほら、ここだよ!!」






背中をバンバンと思いきり叩かれ、ゲホゲホ咳込む僕を置いて、大地は指差した先にある店の中へ入っていった。