人生で最初で最後の

燃えるような恋をした


朱は沈む夕日

闇に染まる前が

一番 美しい


名も知らぬ

素性も知らぬ

お互い何も知らずに

ただ想い合った


ひと夏だけの恋


愛すべきは

もう亡きあの人

忘れ形見を残して去った


ああ 愛しい我が子

あの人の瞳そっくりね


あなたは私とあの人の

宝物よ