首筋を、舌が這う感触。 思わずビクン…と感じてしまいそうになる。 なんだこの男…うまいじゃないか…。 …って、下手とうまいの違いが私にはわからないけれども。 目を閉じていても、わかる。 余裕でオオカミの笑みを浮かべていることが。 頬に触れていた手が、下に下りるにつれ、私は体を強張らせる。 ……怖い。 それでも、私は抵抗はしない。 約束、だから。 一方的にされたとはいえ。 やりたきゃ、やればいい。