───コンコン 放課後、寮で悶々と考え込んでいると、ノックの音がした。 「ど…どうぞ…」 冷静なんかでいられるはずもないけど、悔しいから普通に聞こえるように言った。 「こんばんは、委員長」 扉を開いて、獣な菅原くんが微笑んだ。 …余裕の笑みしやがって…。 挨拶もそこそこに、私をソファーに押し倒す菅原くん。 いや、人を襲いに来るのに挨拶もクソもないけれども。