とりあえず、積極的に関わりたいと感じるタイプではなかったので、しばらく観察したあとぷいと視線を逸らそうとした。
その一瞬前、向こうを向いて私に横顔を見せていたチャラ男がこっちを向く。
「何見てんだよ」
うげ、見つかった。
「俺に惚れてもいいんだぜ?変わり者のお嬢さんよぉ」
うわ…ナルシスト、うざっ。
「興味ないんで。もう見ませんから」
「冷たいなぁ、松井胡々ちゃん?」
何で私の名前、しかもフルネームを!?なんて馬鹿げたことは考えても仕方ない。
私は“変わり者の女子”として、予想以上に噂になっているらしいし。
それで名前が知られてなかったなら、逆に不審だ。
その一瞬前、向こうを向いて私に横顔を見せていたチャラ男がこっちを向く。
「何見てんだよ」
うげ、見つかった。
「俺に惚れてもいいんだぜ?変わり者のお嬢さんよぉ」
うわ…ナルシスト、うざっ。
「興味ないんで。もう見ませんから」
「冷たいなぁ、松井胡々ちゃん?」
何で私の名前、しかもフルネームを!?なんて馬鹿げたことは考えても仕方ない。
私は“変わり者の女子”として、予想以上に噂になっているらしいし。
それで名前が知られてなかったなら、逆に不審だ。

