女教師

「も…もう、先生じゃないわ。もう教師と生徒じゃないもの。」
私はそう言って彼に抱きついた。目からは大粒の涙があふれ出ていた。

私たちの未来はこれからどうなるのだろう。もしかしたら再び悲劇という名の出来事が待っているのかもしれない。けれどこの命が続く限り、私は彼を、そして拓麻を愛していくだろう。その先にどんなことがあっても決してくじけないことを私はここで誓おう。

笹倉舞29歳、兼山東22歳、笹倉拓麻5歳、乗り越えてはいけない壁を乗り越えてしまった私たち。世間の波に必死に耐えながら三人の物語はどこまでも続いていく、永遠に。
―FIN―