覆いかぶさる体重に混じって宝珠の匂いが鼻を掠める。 「……千愛。抱いていい?」 「えっ」 「……嫌?」 そんな聞き方って狡い……。 嫌なワケないよ。 宝珠になら丸ごと全部あげても良いから。 恥じらいで躊躇いがちに頷いたのが合図になり。 赤く染まった頬にキスを落とした唇は……滑り落ちるように首筋を舐めた。 「千愛……」 初めての感触と緊張で強張った体を宝珠の腕が柔らかく抱きしめる。 囁かれた名前で耳から蕩けそうに……力が緩んでいく。 宝珠が好き。 だからもっと宝珠を体中で感じていたい。