つんつん、




「ん?」





「消しゴムかして?」




ニヒッと笑う彼はいつもつんつんしては消しゴムを催促してくる



「何でいつも消しゴム忘れるの?」




「別に忘れたわけじゃないよ?」




「ぢゃあ何でいつも消しゴム無いの?」






「何でだろ?」



またニヒッと笑う






この笑顔にいつも誤魔化されてる気がする、





「何で俺がいっつもつんつんしてると思う?」





聞き返されてしまった、






「……………….消しゴム借りたいから?」







「ブッブー外れ~!」




「ぢゃあ、実は消しゴム借りるフリして私の髪の匂い嗅いでたとか?」