笑った顔。


照れた顔。


怒った顔。


優しい顔。





全てが愛おしく、全てが私の活力でした。





「俺が居るから」




そう言われるだけで、明日も生きようと思えました。



「甘えるな」




子供みたいに駄々をこねた時、貴方は厳しい顔でそう言い、私は大人になろうと思いました。






優しく時に厳しく叱ってくれたおかげで、今の私が在るのです。






…私は貴方に何を与えられたのでしょうか?





我が儘で、泣き虫で。
でも負けず嫌いで。




そんな私と居て貴方は幸せでしたか?






それだけが気掛かりです。





今となっては、これは質問ではなく疑問です。





だって、貴方に答えを貰う事は出来ないのですから。





そちらの天気はどうですか?こちらは、今年初めての雪が降りました。





暑いですか?
寒いですか?



過ごしやすいですか?





何故でしょう。
無償に貴方に逢いたいのです。





電話しても繋がらなくて。メールしても返ってきてしまう。





貴方との繋がりが無くなってしまいました。







悲しい。
虚しい。
寂しい。




でもこれが現実。






そう思い前を向いて生きて行きます。






好きでした。
大好きでした。




愛していました。





これからも嫌いになる事はないでしょう。





だって、嫌いになる理由なんて何一つないでしょう?






顔。
声。
癖。




貴方の全てを胸に秘め私は歩いていきます。








天国から見守っていてください。






必ず幸せになりますから…








END