「あっ 朝の子だよね? 学校間に合った?」 と後ろから声がした。 でかい声だな― なんて人事だと思ってると ガシッと左肩を掴まれ 「しかと? 俺ものっ凄く傷つく―」 って声がまた聞こえた。 ……………えっ? 私ですか? 頭のまわりにハテナマークがいっぱいの私をよそに、相変わらずその人は話しかけてくる。